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トマタマ

ムダ使いと呼びたくないけれど。

心機一転、引越しを思い立ち、今までコツコツ貯めていたお金を引っ越し資金に当てることに。10年間住んだマンションに別れを告げると同時に、使い込んだ家具も粗大ゴミへ。

新しい家は内見した瞬間ビビッとくるものがあり、これは何もかも新しくしたいな。と思いウキウキ気分でオシャレ家具屋に行き、ベッド、テーブル、チェスト、照明、ソファ、と選んでいきました。家具の総額150万。資金は底が見え始めましたが、長く使うものだし、そろそろ良いものに囲まれて生活したい。と思ったので、いい買い物をしたなと満たされていました。

いよいよ引っ越しの日。新たな家具をセッティングしてもらい、なんとも清々しい気分。キッチンの小物も変えたくなりましたが、まぁそれは徐々に気に入ったものを買い揃えればいいや。と日々隙間時間でネットや店を除く楽しみも増えました。

全ての支払いを終えて、落ち着いた!と思った時、一本の電話が。それは家具を揃えた家具屋でした。

「ご注文のサイドテーブルが届きました!是非見にいらしてください。」とのこと。
頭に「?」マークが浮かびしばらく沈黙していました。
「お客様?」
電話の主の声を聞いていたら、思い出しました。

家具を買いにいった日、とあるサイドテーブルを見つけて、ものすごく気に入り、
「こんなのが家にあったらいいなぁ。これ、すごくいいですね。」
と思わず言い、店員さんが
「これ、職人の手作りでなかなか入ってこないんですよ。これももう売却済みで、取りにこられるのを待ってるところなんです。」と。

人間手に入らないことが分かると余計に欲しくなるもの。多分それが顔に出ていたのでしょう。もしまた入ったらご連絡しましょうか?との提案を受け、即座に「是非!買いにきます」と告げたのでした。

店の人は何も悪くない。あの会話の通りに約束を守ってくれたのだから。

既に家具に使えるお金は使ってしまっていたので悩みましたが、せっかく連絡をしてくれたんだし、物は本当にいいものだったし、見に行くだけ行ってみよう。そしてやはり物はいいけど、今は必要なくなってしまったと話そうと思い、家具屋に足を運びました。普段だったら電話で断るところですが、もう一度あのサイドテーブルを見たいという気持ちがよっぽど強かったのだと思います。

いざ店に付き、物を見に行ってみるとやはり素晴らしい!欲しい!
店員さんの「いかがなさいますか?」の声に悪魔の声が聞こえました。そして、、
「買います。」キッパリと自分の声がそう言ってました。
そういえば、前回売却済みだったから値段をちゃんと見てなかったけど、一体幾らだ?聞いてみると、

「30万です。」

「。。。」

もう後には戻れません。
今自宅にはテーブルより高いサイドテーブルが存在感を放っています。。

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最終更新日:2016-01-23 14:44

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